阿波市のヘンロ小屋57号・土成の竣工式

 徳島県阿波市土成町吉田字芝生の遍路道沿いに建設していたヘンロ小屋57号・土成(どなり)の竣工式が、3月17日午前10時から現地でありました。。藤井正助阿波市長や建設資金に浄財を寄せてくださった方々など、約50人が参列しました。

場所は三木武夫元首相の実家の跡地です。遺族から寄贈を受けた阿波市は、「おもてなし公園」として整備しました。四国霊場7番十楽寺から8番熊谷寺に向かう遍路道沿いにあるからです。公園内の休憩所については、阿波市と徳島県から要請があり、四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクトとして建設しました。

 竣工式は柴谷宗叔・「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会副会長(性善寺住職)の般若心経で始まりました。続いて小屋の前でテープカット。藤井市長、プロジェクトの提唱者で小屋の設計をした歌一洋さん、建設計画を新聞記事で知って寄付金を送ってくださった阿波市の井原まゆみさんら6人がはさみを入れました。

小屋を阿波市に寄付するため目録贈呈、藤井市長からの感謝状贈呈の後、歌さんが小屋の設計趣旨を説明。「丸いベンチは地元の名物たらいうどん、小屋の奥にある丸太の列は土柱から発想した」と延べ、「小屋はあくまでも手段。この空間でお遍路さんが体を休め、地元の方との交流や、地元方同士の交流の場になってほしい」と思いを語りました。

藤井市長は祝辞を述べ、「四国霊場と遍路道は日本遺産に認定され、生きた文化遺産を体験しよう国内外からやって来る人が増えている。このヘンロ小屋がお遍路さんや地元の方々の集う場になることを願っている」と締めくくりました。また、鍛谷幸一・「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会徳島支部長が「建設のために全国から約160人から寄付が寄せられた」とお礼を言い、式を終えた。式の後はにぎやかに餅まきが行われた。

 式典が終わった直後、青森からのお遍路さんがヘンロ小屋で一休み。小屋を利用した第1号となり、備え付けの落書き帳「ヘンロ小屋ノート」の1ページ目にペンを走らせました。


↑ヘンロ小屋57号・土成の前でテープカット

↑参列者が小屋の前で記念撮影

↑柴谷副会長による般若心経

↑式典の後の餅まき

↑式典直後、青森からのお遍路さんが休憩第1号