ヘンロ小屋37号内子を内子町に

 愛媛県喜多郡内子町吉野川106に、ヘンロ小屋38号「内子」が完成しました。2009年12月15日、施主の愛媛信用金庫が目録を内子町に贈り、小屋を町に寄贈しました。愛媛信用金庫のヘンロ小屋建設は、200年6月の34号「久万高原」に続いて2棟目です。
 場所は43番明石寺から44番大宝寺への途中、旧小田町の遍路道にあります。設計した歌一洋・近畿大学教授は「愛媛県のいかだの発祥地なので、いかだをイメージしました」と話しています。小屋の屋根の上には、もう一つ小さな屋根が乗っています。これは内子町のシンボル的存在の内子座をイメージしたものだと、歌教授は語ります。
 愛媛信用金庫は「ヘンロ小屋が地域とお遍路さん、世代間のつながりの場になることを願っています」といい、今後も年に2〜3棟のヘンロ小屋を建設してくださるそうです。(梶川伸)
 

 
戻る