徳島・由岐坂峠のごみ撤去作業

  徳島県美波町の由岐坂峠付近の遍路道にごみの不法投機が目立つため2月20日、「由岐坂峠遍路道クリーンアップ作戦」が展開されました。NPO法人徳島共生塾一歩会(新開善二理事長)が地元に呼びかけ、「由岐坂峠の遍路道・美化推進実行委員会」(委員長=川尻徹・由岐商工会会長)をつくって、ごみの撤去をしました。
 当日の作業には500人を超えるボランティアが参加しました。「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会からは、森英雄事務局長ら3人が、作業の手伝いをさせてもらいました。参加者の大半は地元の方々で、ほかには関西や四国各県からもかけつけ、クリーン作戦は大きな輪となりました。
 参加するには1000円の会費が必要なのですが、参加者の多さや積極さに驚かされました。地元の方々や一歩会の熱意の現われでしょう。
 作業は午前7時、現地での打ち合わせからスタートしました。支援する会の3人は実行委員会側のスタッフに加わり、駐車場での参加者の案内、ごみの撤去作業に当たりました。ごみは遍路道わきの谷への斜面に捨ててありました。ごみは道から見えているもののほか、何層にもなって土に埋もれているものや、斜面の下の方で木々に隠れていものも多く、遍路道から見た何倍もありました。
 目立ったのは、タイヤの不法投棄です。約300本ほどを引き上げました。クレーンgが使える場所ではクレーンで引き上げましたが、ロープ伝いに下り、10人ほどが足場の悪い斜面に列をつくって手渡しで上げていく作業もあり、支援する会の3人もヘトヘトになりました。家電製品、瓶、缶などさまざまなごみがあり、それを分別して運び出しました。しかし、人海戦術が功を奏し、午後2時すぎには、ごみを運び出しました。(梶川伸)



↑遍路道わきの谷からタイヤなどの不法投棄物を引き上げた




 
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