定例役員会

 ヘンロ小屋50号・牟岐が徳島県海部郡牟岐町中村に完成し、7月5日に完工式が行われました。
 同地でお遍路さんへのお接待を続けている、お接待の会牟岐(出口勉会長)が中心となり、多くの方々に寄付を呼びかけ建設ましした。
 小屋は約20平方メートル、高さ3メートル。設計した歌一洋・元近畿大学教授(四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクトの主宰者)によると、海底をイメージし、牟岐町特産の千年サンゴを周囲にちりばめ、海藻を柱に見立て、上部から海の青い光が入ってくるように設計されています。
 場所は23番薬王寺から24番最御崎寺に向かう遍路道沿い。牟岐警察署の向かい。2001年からお接待の会牟岐が最初は警察の敷地内で始めたお接待の伝統を継ぎ、2009年に地元の土地を借り独自のテント張りの接待所を作った所です。
 兵庫県加古川市の湖中明憲・実子夫妻をはじめ地元篤志者ら40人を超す方々からの寄付を募り、工費260万円で小屋を建設しました。
 完工式には地元ボランティアら約50人が参加。歌元教授、福井雅彦牟岐町長らがテープカット、出口会長は「お接待の遍路文化を牟岐町活性化のために役立てたい」と話しました。


      ↑ヘンロ小屋牟岐の完工式テープカット。右から福井雅彦牟岐町長、歌一洋元近畿大学教授、湖中明憲さん、実子さん、出口勉お接待の会牟岐会長
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