西予市立多田小学校で遍路とヘンロ小屋を学ぶ児童集会



 愛媛県西予市立多田小学校で6月14日、遍路とヘンロ小屋について学ぶ児童集会が開かれました。学校のそばには、ヘンロ小屋49号・ひじ川源流の里があります。このため、次世代の子どもたちに、遍路文化を引き継ぎたいという学校の考えを下敷きに、児童たちが工夫をこらして集会を進めました。

 まず、テレビ番組「徹子の部屋」をもじって舞台設定をし、徹子役の児童が、お遍路さん役の2人の児童にインタビューをするものでした。話の内容は、遍路やヘンロ小屋に関する基礎知識です。お遍路さん役の2人は「地域の方が親切にしてくださる」などと、実際のお遍路さんのように演じ、児童たちは遍路への知識を深めることになりました。

 また、空海について学ぶコーナーもありました。タイムスリップをして、空海のエピソードを児童たちが寸劇を演じました。

 集会前に撮影していたビデオも上映されました。レポーター役の児童がヘンロ小屋・ひじ川源流の里えを訪ね、説明する内容です。小屋には多田小学校の児童と親が合作した「家族詩」と絵が掲示されています。また児童たちが掃除、クモの巣はらいなどをしたことのあり、そのような内容を丁寧にレポートしました。

   ヘンロ小屋は四国霊場43番明石寺と44番大宝寺の間にあります。このため児童レポーターは明石寺にも出かけ、寺の説明や参拝に方法などについて報告しました。

   最後に児童たちが集会の内容について、意見を述べ合いました。「遍路について分かりりやすい内容だった」などの発言が続き、約1時間の集会は終わりました。

 

 ↓ヘンロ小屋49号・ひじ川源流の里には、多田小学校の児童の家族詩や絵が掲示されている



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